今回はラスベガスで開催されているWSOPの「トーナメントへの参加・登録(レジストレーション)方法」についてを解説します。
なお、この記事は2022年版ですので、2023年以降に変更があれば追記いたします。(コメントでも誤りなどあればご指摘いただけると助かります!)
目次
WSOPトナメの登録方法は大まかに2つ!
WSOPのレジストレーション(登録)は大きく分けて2つ。窓口で行う方法とオンラインで行う方法に分かれます。
窓口 | オンライン | ||
場所 | – | Parisのchampagne ballroom | bravopokerlive.com |
営業時間 | – | 開催期間中は24時間 | 開催期間中は24時間 |
支払い方法 手数料 |
USD現金 ParisやBally’sのカジノチップ |
無料 | × |
TBIC | $3 | $3 | |
クレジットカード デビットカード |
$3+3.5% (+カード会社の手数料) |
$3+3.5% (+カード会社の手数料) |
|
所要時間 | – | 混雑状況により数十分~列に並ぶ | すぐ |
窓口での登録の場合、USD現金やカジノチップを使ってレジストレーションすると手数料はかかりませんが、常に混雑しています。
オンラインでの登録の場合、最も安いTBIC (次の項目で解説)を使っても$3の手数料がかかりますが、列に並ばずにすぐ登録できるため、とても便利です。特にレイトレジストを時間ギリギリに行う場合などに備えて、オンラインでもレジスト出来るように準備しておきましょう。
WSOPレジストに必要なもの一覧
①Caesars Rewards
Caesars Rewardsとは、Caesarsグループのカジノで共通で使える会員証です。
カジノやキャッシュゲームで遊ぶ際はコンプをもらうために毎回提示する必要がある他、トーナメントのレジストもこの会員番号に紐付けて管理されるため、WSOPに参加される方は全員もれなく登録必須です!現地に到着したらまず会員証を作成しましょう!
会員証の作成は、会場すぐ横のCarsars Rewardsデスク(↑画像の赤いカウンター)で出来るほか、Caesarsグループのカジノのキャッシャーなどでも発行してもらえます。
②TBIC
TBIC (Tournament Buy-In Credit)とは、トーナメントのバイインに利用できる残高です。
先にUSD現金や外国送金などで資金を預けておくことで、窓口でもオンラインでもレジストレーションに利用することが出来ます。
クレジットカードを使ってレジストすることも出来ますが、Googleレート+6%くらいの費用がかかる(目安として国際ブランドが0.3%、カード会社が2.2%、WSOPが3.5%)ため、特にオンラインレジストレーションを利用される方にはTBICをお勧めします。
また、多額の現金を持ち歩くのは非常に危険なので、高額なトーナメントに参加される方は、外国送金でTBICに預けることをオススメします。
以下で、TBICに預ける方法を解説します。
TBICにドルを預ける方法
USD現金をTBICに預ける
USD現金で預ける場合、Parisのchampagn ballroomにあるキャッシャーで手続きします。
レジストレーションの窓口でも手続きは出来ますが、長蛇の列であることが多いので1つ奥の専用のキャッシャーで手続きしたほうがよいです。
手続きの際にはパスポートとCaesars Rewardsの会員証が必要です。
「I want to make a deposit.」などと言えば伝わります。
預けたお金はいつでもまた同じ窓口で引き出すことが出来るので安心してください。
外国送金でTBICに預ける
WSOP公式HPに送金先の口座情報の記載がありますので、お取引の銀行から外国送金しましょう。
参加するトーナメントの14日以上前に送金手続きする必要があります。
氏名とCaesarsRewardsの番号をReferenceに記載することをお忘れなく。
その他、注意事項の記載をよくお読みください。
参照:外国送金に便利な銀行口座
現地に到着したら、初回のみ、Parisの「champagn ballroom」にて手続きが必要です。
パスポートとCarsars Rewardsの会員証を提示し、本人確認が完了すれば送った資金を利用できるようになります。
直接トナメレジストに使うことも出来ますが、ほとんどの場合多めに送ってTBICとして預けることになるでしょう。
帰国の際にはまた外国送金で残った資金を送り返してもらうことが出来ます。
多額の資金を移動させる際は現金を持ち運ぶよりも安心なので、是非ご利用くださいね。
対面レジストレーションの手順
続いて、対面でのレジストレーション手順を解説します。
対面でレジストレーションする場合、2022年はParisの「champagne ballroom (シャンパンボールルーム)」に窓口がありますのでそちらで行います。
窓口でパスポートとCaesars Rewardsの会員証を提示し、出たいトーナメントを伝えましょう。
窓口ではTBICの他、USD現金、ParisやBally’sのカジノチップなどで直接バイインすることもできます。これらを利用する場合は手数料はかかりません。クレカも利用できますが、Googleレート+6%くらいの費用がかかる(目安:国際ブランド0.3%、カード会社2.2%、WSOP3.5%)ため、できる限り現金やTBICを使ったほうがよいと思います。
窓口でレジストすると、3枚の紙を渡されます。自分のテーブルが直接指定されていることもありますが、レイトレジストした場合はシートカードを配っているテーブルが書かれていることが多いです。指定されたテーブル(上の写真では822番テーブル)でパスポートと紙を見せてシートカードと交換してもらいましょう。
後は指定されたテーブルで戦うのみです!
オンラインレジストレーションの手順
続いて、オンラインでのレジストレーション手順を解説します。
①BraboPokerLiveに会員登録する
オンラインでのレジストはbravopokerlive.comで行います。
まずは会員登録をしましょう。
bravopokerlive.comにアクセスしたら、右上の三本線を押し、「Login / Signup」を選択します。
中央の「Sign Up Here」を押してアカウント情報の入力画面に進みます。
「First Name」に下の名前、「Last Name」に苗字を入力。(パスポートと同じ綴りでアルファベットで入力) 「Email」にe-mailアドレスを入力。このe-mailアドレスはログインIDとして使う他、トナメレジスト後のレシートの送付先になります。 「Password」にログイン時に使うパスワードを8桁以上で決めて入力。 |
入力が終わったらチェックボックスに✓を入れて、「Register Now」を押して先に進みます。
入力したメールアドレス宛てに送られてきたワンタイムパスワードを入力し、「Activate Account」を押して先に進みます。もしくは、メールの中にある「Click to Verify Now」を押すだけでも大丈夫です。
これでアカウント作成は完了です!
②トーナメントにレジストする
続いてトーナメントにレジストする手順を解説します。前回のアクセスから時間が経っていると、エラーが出てレジストできないことが多いので、その場合はログインし直しましょう。
右上の三本線を押し、「Logout」を選択していったんログアウトします。
再度、右上の三本線を押し、「Login / Signup」を選択
登録したEmai addressとPasswordを入力して「Sign in to your account」を押してログイン。
ログインしなおすことが出来たら続いてレジストしたいトーナメントを選択していきます。
まずはbravopokerlive.comのトップページにて、「Tournaments」を選択して、オンラインレジストできるトーナメントの一覧を表示させます。
下のほうに進むと一覧が表示されているとおもうので、「World Series of Poker」を選択して先に進みます。
今回はトーナメントのレジストなので「Tournaments」を選択します。
下に進むと現在レジストできるトーナメントの一覧が表示されるので「Registor Now」を選択します。
※ブレイク中など一時的にレジストを受け付けていないこともあるので、「Registor Now」が表示されなくても焦らずに数分空けて再度試してみてください。
初回のみ、プレイヤーカード情報の入力画面が出ます。
「Last Name」には苗字をアルファベットで、「Membership」にはCaesars Rewardsの番号を入力し、「Save Changes」を押して先に進みます。
Membership verifiedと表示されたら正常です。「Close」を押してその画面を閉じましょう。
先ほどの画面に戻ったら、再度「Registor Now」を押します。
支払い方法を選択する画面が出ます。前述の通り、TBICが最も低コストでオススメの支払い方法です。
今回はTBICを選択。
3つのチェックボックスに✓を入れ、「Vonfirm Registration with Your Account」を押せばレジスト完了です。
手続きした内容の確認画面が表示されます。必要に応じてスクリーンショットを撮っておきましょう。
画面下部のメールアドレス入力欄に入力すれば、メールでコピーを送ってもらうことも出来ます。
以上でオンラインレジストは完了です。
③ FasTracでシートカードを受け取る
オンラインでの手続きを済ませたら、次はシートカードの受取作業です。
こちらの機械(FasTrac)がWSOP会場に複数あるので、この機械を使ってシートカードを印刷します。
「Caesars Rewards」のカードをスワイプさせて読み込み、
「Print Tournament Registration Tickets」を選択します。
シートカードを印刷したいトーナメントを選択し「Print」を押します。
チケットが3枚出てくるので、1枚ずつ受け取りましょう。
※1枚だけ受け取ってその場を離れないように気をつけましょう!
チケットを3枚受け取ったら、対面登録と同じようにテーブルへ行きチケットとパスポートを渡せばOK。
レイトレジストの場合は自分のテーブルが直接指定されず、シートカードを配っているテーブルが指定されることもあるので、その場合は指定されたテーブルでパスポートと紙を見せてシートカードと交換してもらいましょう。
以上でオンラインレジスト完了です!
トーナメントレジストをキャンセルする方法
最後に、レジストをキャンセルする方法について解説します。
TBICやクレジットカードでレイトレジストした場合
レイトレジストの手続きをしたものの、気が変わったり会場に間に合わなかったりでプレイ出来なかった場合は、元の口座に自動的に払い戻しになります。
ただし手数料として支払った部分(TBICであれば$3、クレジットカードであれば$3+3.5%)は戻ってこないので注意してください。
また、手続きには数日かかるようです。
現金でレイトレジストした場合
窓口で現金でレイトレジストした場合は、再度窓口に並んで払い戻しの手続きを行う必要があります。
「I need you to VOID this ticket.」などと言えば伝わります。
この際理由を聞かれるかと思いますが、正直に答えて問題ないかと思います。
「友達と一緒に出る予定だったが友達が来れなくなった」「レイトギリギリに出ようと思ってたら時間を間違えてた」などこちらの都合であっても特に問題なくキャンセル出来ました。
トーナメント開始前にレジストした場合
7/1時点での情報では、プレイしなかった場合は数日後に自動的に払い戻しとなるようです。
ただ、6月中旬までは、トーナメント開始前にレジストした場合には置きバケになりキャンセル出来なかったという情報もあります。
開始前に出ないことが確定したのであれば、念のため窓口でキャンセルの手続きをしたほうが無難かと思います。
まとめ
繰り返しになりますが、おすすめのトーナメント登録方法は「TBICを利用したオンラインレジスト」です。
並ぶのに比較すると3ドル追加でかかりはしますが、手軽さは段違いなので、複数トナメに出る予定の方は是非やってみてください。
もちろん並んで対面登録する方法についても、3ドル節約できる上に確実ではありますので、「出るトナメが1つだけで決まっている」「数十分単位で並ぶのが特に苦ではない」という場合は現金等での対面レジストでもよいかと思います!