最近では、世界規模のポーカー大会「WSOPやAPT」など、海外へポーカーやカジノ旅行に行く日本人の方も多くなっていますよね。
ただ、海外旅行にいく時は準備をしなければいけないものも多く、その筆頭になるのがスマホのネット環境(SIMカードやWIFI)です。筆者自身も初めて海外行った際、同行者と連絡が取れず非常に困りました。
そこで今回は海外旅行に行く方向けに、「海外旅行時にスマホやPCをインターネットに繋ぐ方法・最も安くておすすめのプリペイドSIMカード」を紹介したいと思います。
特にポーカーをプレイしにラスベガスやマカオなどの海外カジノに行く際、回線が繋がらない・同行者と連絡が取れないなどのトラブルは頻発しがちなので、海外旅行の準備編として、ぜひ参考にしてみてください!
目次
海外でネットにつなぐ方法は主に3つ!
まず、海外でスマホをネットにつなぐ方法として主に3つの選択肢があります。
① いつも使っている日本の通信キャリアの国際ローミングサービスを使う
② 海外で使えるWiFiルーターをレンタルする
③ 海外の通信キャリアと契約する (プリペイドSIMを購入)
どれが一番いいのでしょうしょう?
結論から言うと、普通の旅行であればahamoや楽天モバイルなどの国際ローミングサービスを利用するのがベストです。
国際ローミングサービスとは、普段使っているスマホを海外に持ち出した際にそのまま海外でも通信できるようにするサービスです。
現地の電話番号が必要な場合や大量のデータ通信が必要な場合に限り、プリペイドSIMを購入するとよいと思います。
国際ローミング、又はプリペイドSIMのほうがおすすめの理由が5つあります。
順に解説していきます。
1、LINE電話などの着信待ち受けが出来る
LINE電話などの着信を受けるためには、常時ネットに接続されている必要があります。
しかし、レンタルしたWi-Fiルーターを使う場合、気づいたら勝手にWi-Fi接続が切断されていてLINEの着信に気づかないことが非常に多い。そのため、Wi-Fiルーターではなく携帯電話回線を使えるようにしておいたほうがよいと思います。
2、通信品質がよい (接続するキャリアを選べる)
国内にdocomo、au、Softbankなど複数のキャリアがあるように、海外でも複数のキャリアが存在する国が多い。しかし実際に滞在する特定の場所において、どのキャリアが最もつながりやすいか事前に調べるのは困難です。プリペイドSIMの場合は特定の1社を選んで契約することになることが多いため、実際に現地に行ってみたら電波が悪くて使い物にならなかったということも。
しかし、国際ローミングサービスであれば、複数の通信キャリアの中から接続先をスマホ上の操作で切り替えることができます。電波が悪いなと思ったら他のキャリアに切り替えれば改善することもあるので便利。
3、手間がかからず安心
プリペイドSIMの契約は結構手間がかかります。特に現地の空港などで契約する場合、貴重な滞在時間を失いますし、海外の会社との直接契約は何かトラブルがあっても外国語でやりとりをしなければならず、精神的にもストレスになります。国際ローミングであれば、いつも使っているものをそのまま持ち出すだけで利用できるので簡単に使えますし、トラブルが生じても日本語でサポートが受けられるため安心です。
4、現地の電話番号を取得できる
海外のリングゲームは基本ウェイティングで席が空くまで待つ必要があります。
カジノによっては順番がきたときに連絡をしてもらえるのですが、ほとんどの場合その国の電話番号宛の電話やSMSでの連絡しかしてくれません。
私が過去に滞在した国を例に挙げると、フィリピンではViberというアプリで連絡をいれてもらうことが出来ましたが、アメリカやマレーシアでは電話連絡のみ可能でした。
現地の電話番号が必要な場合は、現地の通信キャリアと契約してプリペイドSIMを使うしかありません。
5、コストが安い
かつて国際ローミングは非常に高額で、最低でも1日あたり3000円ほどかかりましたが、現在では非常に値下がりしました。ahamoや楽天モバイルに至っては、追加料金無料で国際ローミングができます。こうなると、わざわざ別のサービスを契約せずとも、国際ローミング対応のサービスを普段から契約しておけばよいかなと思います。
ただ、大量に通信される場合は、現地の通信キャリアと契約したほうが安く済む場合が多いので、プリペイドSIMを契約するのもよいでしょう。
国際ローミング用におすすめの通信キャリアは主に3つ!
では、国際ローミングを提供している通信キャリアはどこでしょうか。
2024年3月現在、MVNO(いわゆる格安SIM)でデータローミングを提供しているサービスは存在しません。通話やSMSのみ国際ローミング可能なサービスもありますが、データ通信はもれなく国際ローミング対象外です。
海外でデータ通信を使うには、大手キャリアが直接提供するサービスを契約する必要があります。
以下に国際ローミング対応の全サービスを一覧表にしました。
結論からいうと、
長期滞在せず、あまり通信しない方:ahamoに乗り換えがおすすめ!
長期滞在の可能性があり、あまり通信しない方:楽天モバイルを追加で契約がおすすめ!
大量に通信される方:楽天モバイルに加えて、メインのSIMをauに乗り換えがおすすめ!
1、ahamo
ahamoはNTTドコモのオンライン専売ブランドです。
ほとんどのサービスは海外で使うためには月額料金とは別に国際ローミング料金がかかりますが、ahamoと楽天モバイルだけは、海外で使っても追加料金がかかりません!
月額料金は2970円で、国内・海外あわせて月に20GBまで高速通信ができます。
20GBを超えても1Mbpsで通信できるので、LINEのやりとりや調べ物程度なら問題なく行えます。
注意点として、15日以上連続で滞在した場合128kbpsに制限され、一度帰国するまでは制限を解除できないので長期滞在には不向きです。
とはいえ、128kbpsでもLINEの通知くらいは受け取れるので、毎日料金を払わないと一切繋がらなくなる他のサービスよりは使えます。
国内の利用についても、ahamoはNTTドコモが直接提供するサービスですので、快適に通信できます。
オンライン専売ブランドなので、店舗や電話でのサポートが受けられず、留守電などのオプションサービスの契約もできませんが、そのあたり問題ない方であれば、国内でもメインの通信回線として利用できます。
総合的に見ると、長期滞在をされず、よほどのヘビーユーザーでなければ最もリーズナブルでオススメです!
申込みや詳しい情報はこちら
2、楽天モバイル
楽天モバイルは最近参入した第4の携帯電話会社です。
楽天モバイルもahamoと同様、海外で使っても月額料金以外の追加料金はかかりません。
月額料金は実際に利用したデータ容量に応じた段階制で、月額1078円〜3278円です。
海外で高速通信できるのは月に2GBまでで、月2GBを超えると128kbpsに制限されますが、128kbpsでもLINEの通知くらいは受け取れるので、全く繋がらなくなる他のサービスよりは優れています。
また、月2GBを超えた場合でも、500円/1GBのデータチャージをすれば、いつでも通信速度制限を解除することが出来ます。
ahamoでは15日以上長期滞在すると帰国するまで速度制限を解除できませんでしたが、楽天モバイルであればいつでもデータチャージすれば解除できるので、長期滞在時も安心です!
また、楽天モバイル契約者であれば誰でも楽天Linkというアプリが使えます。
楽天Linkは、海外にいる間も日本宛の通話が無料で出来るアプリです。フリーダイヤルにもかけれるのでとても便利です!
こちらの記事で、電話をかけれるアプリを詳しく紹介してますので、併せてご覧ください。
なお、国内での利用については、残念ながらエリア展開もサービス品質もまだまだ発展途上で、このサービスだけしか契約しないのは不安を感じる面が多くあります。
従って楽天モバイルは今お持ちのSIMとは別に、サブ回線として追加で契約されることをおすすめします。
結論、長期滞在をする可能性のある方で、そんなに通信されない方には最もおすすめです!
ただし国内では使いづらいので、今持ってる回線に追加で契約するようにしましょう。
申込みや詳しい情報はこちら
3、au
auは三大キャリア(docomo、au、Softbank)の1つで、KDDIのフラッグシップブランドです。
2024年3月15日より、au海外放題が始まりました。
au海外放題は、料金プランに関わらず海外でデータ量の上限なく無制限に高速通信が出来るサービスです。
「海外でポーカーしてる間Youtubeを見たいけど、Wi-Fiがない・・。」
そんな時でもずっと使い続けられるのが「au海外放題」です。
参考までに、Youtubeを1日4時間見ると4GB程度通信するので、ahamoの20GBでは5日で使い切ってしまいます。
大量に通信されたい方にとっては、使い放題なのは魅力ですね。
月額料金は高く、最も安いスマホミニプランの場合でも月額3465円からです。
加えてau海外放題の料金として、1日あたり800円〜1200円かかります。
ahamoや楽天モバイルとは異なり、利用期間が終了すると一切通信できなくなるため、毎日800円〜1200円を支払う必要があります。
楽天モバイルなどと組み合わせて使うのもよいでしょう。
国内での利用についても、当然KDDIが直接提供するサービスのため、非常に快適です。
国内でも大量に通信されたい方は、auに一本化されるのもよいでしょう。
国内では別のキャリアを使いたい場合も、au海外放題での利用分は月間データ量を消費しないため、安い料金プランでサブ回線として申し込むことも出来ます。
結論、料金は高額ですが、長期滞在をされる方で、大量のデータ通信をされる方には最もおすすめなサービスです!
なお、auはセット割引など複雑な料金体系になっています。
契約を検討されている方はお近くのauショップで相談してみてください。
国際ローミング中の通話料金は高額! 安く電話をかけるには?
上記の料金はあくまでデータ通信の料金であり、通話料は別です!
国際ローミングを利用する場合、普通に電話をかけてしまうと通話料が非常に高額で、1分あたり何十円もかかることが多いです。
そこで、国際ローミング中に電話をかける際は、安く電話をかけれるアプリを使うことがオススメです!
普段そんなに電話をしない方でも、海外ではポーカールームに電話してウェイティングを入れてもらうことや、忘れ物をして確認してもらうことなどもあるかと思います。
以下に、安く国際電話をかけれるアプリをいくつかご紹介しますので、電話をかける際は使ってみてください。
1、楽天Link
楽天Linkは、楽天モバイルのSIM契約者なら誰でも無料で使えるアプリです。
楽天モバイルについては国際ローミング用SIMとしておすすめの1つに挙げさせていただきました。
楽天Linkを使えば、日本宛に無料で電話をかけることができます!
また、海外にいる間も、フリーダイヤル0120に発信することも出来ます。
楽天モバイルの契約者限定ではありますが、日本に電話をかけるアプリとしては最もおすすめです。
2、Skype
Skypeはマイクロソフトが提供するメッセージングアプリです。
Skypeの機能の1つにSkypeOutと呼ばれる、電話をかける機能があります。
日本からでも海外からでも、OS標準アプリを使うより、圧倒的に安く海外に電話をかけることが出来ます。
SkypeOut専用の残高「Skypeクレジット」をチャージして、残高の範囲内で電話をかけれる仕組みになっています。
Skypeクレジットは180日間一度も使わなければ失効しますが、所定の手続きをすることで復活させることが出来ます。
(日本在住者の場合、資金決済法の定めにより復活させられないこともあるようですが、私は問題なく復活させられています。)
海外に電話をかけるのアプリとしては最もおすすめです!
3、Viber
Viberもメッセージアプリの一つです。
フィリピンなど一部の国ではLINEのように使われており、キャッシュのウェイティングの順番がきたらViberで連絡をもらえることもあるので、使っている方も多いのではないでしょうか。
そんなViberにもViberOutと呼ばれる、電話をかける機能があります。
国によってはSkypeよりも安く電話をかけれる国もあります。
ViberOutも専用の残高をチャージして、電話をかける仕組みになっているのですが、ViberOutのクレジットは180日で失効し、復活させることが出来ません。
資金決済法が出来る前は非常に使いやすいアプリだったのですが、今ではSkypeのほうがオススメです。
おすすめのプリペイドSIMは?
では、現地の電話番号が必要な場合などで、プリペイドSIMを契約する場合はどうすればよいでしょうか?
方法としてはいくつかあります。
① 現地の空港で契約する
② 市中の通信キャリアのショップで契約する
③ インターネットを通じてeSIMを契約する
④ amazon等でSIMを購入して事前に契約を済ませる
おすすめは④で、日本にいるうちに契約をすませておくことです。
現地でのプリペイドSIMの契約は時間がかかるほか、トラブルがあった場合も現地のスタッフと現地の言語でやりとりする必要があります。慣れないうちは日本で手続きをしてしまったほうがよいでしょう。
以下に私が問題なく利用できたSIMをいくつか紹介します。
アメリカ用のプリペイドSIM
日本にdocomo、au、Softbankなど複数の通信キャリアがあるように、アメリカにも多数の通信キャリアがあります。
最大手はVerizonで最もカバーエリアが広く、郊外でも圏外になりにくいと定評がありおすすめです。
私はいつもtabitsu(代理店)のプリペイドSIMを購入して利用しています。
tabitsuのプリペイドSIMを購入すると、日本にいる間にLINEを使って日本語で契約手続きを完了させることが出来ます。
もし滞在期間中に延長が必要になってもLINEで契約更新の手続きが可能です。
そのほかの国についても、今後情報を追加していきます!
まとめ:海外でネットにつなぐおすすめの方法は?
この記事のまとめとしては、海外旅行でスマホを使うなら、国際ローミング対応のサービスに乗り換えてしまうのが一番楽ということになります。
以下が個人的におすすめの国際ローミング対応サービスになります。
長期滞在せず、あまり通信しない方:ahamoに乗り換えがおすすめ!
長期滞在の可能性があり、あまり通信しない方:楽天モバイルを追加で契約がおすすめ!
大量に通信される方:楽天モバイルに加えて、メインのSIMをauに乗り換えがおすすめ!
国際ローミング契約者で現地に電話をかける時は、Skypeを使うのがおすすめ!
もし現地の電話番号が必要な場合は、日本にいるうちにプリペイドSIMを契約してしまうのが楽です。
アメリカ渡航の場合は、tabitsuのプリペイドSIMがおすすめです。
というわけで参考になりましたら、幸いです。
「海外カジノの送金関連」の記事は以下をご覧ください
【WSOP】海外ポーカー&カジノ向け!外国送金に便利な銀行口座を解説